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降圧剤とコミュニケーション

[2024.06.11]

血圧治療では、家庭血圧、つまり自宅でリラックスした状態での血圧測定は大切です。

その際に、血圧の測定値を見て、血圧の薬を飲んだり飲まなかったりして、自分で調整する方がいらっしゃいます。

お薬を正しく飲むことが、健康を維持するために非常に大切です。今日は、降圧剤の飲み方についてお話しさせてください。

降圧剤は、血圧を安定させるために毎日飲む必要があります。

お薬を飲むことで、血圧が高くなるのを防ぎ、心臓や血管、腎臓などの臓器への負担を減らします。

お薬を飲んだり飲まなかったりすると、血圧が不安定になり、心臓や血管に負担がかかってしまいます。

これは、高血圧によるリスク、例えば心臓発作や脳卒中のリスクを高めることになります。

間違った服用方法のリスク

血圧が高い日だけ降圧剤を飲むと、以下のような問題が生じることがあります。

  • 血圧が急激に変動し、体に負担をかける
  • 血圧が不安定になることで、予期しないタイミングでの高血圧発作のリスクが高まる
  • 長期間の高血圧状態が続くことで、心臓や腎臓に負担がかかる

安定した血圧管理のためには、お薬を毎日決まった時間に飲むことで、血圧を安定させることができます。

これにより、心臓や血管への負担を減らし、長期的な健康を維持することができます。

例えば、車を運転する時に、常に一定のスピードを保つ方が安全です。

急にスピードを上げたり下げたりすると、事故のリスクが高まります。

血圧も同じで、安定している方が体にとって安全なんです。

降圧剤は、毎日同じ時間に飲むことが大事です。

もし飲み忘れてしまった場合は、思い出した時点ですぐに飲みましょう。

でも、次の服用時間が近い場合は、1回分を飛ばして次の時間に通常の量を飲んでください。

何か疑問があれば、いつでもご相談ください。

自分の考えがいいのか悪いのかわからなくなること、あります。

そこは、主治医と話をしてわからないことを相談するのがいいのです。

こういうふうにするのはどうなのかな?って日々思うのは自然です。

プロに聞くのが一番確実です。

ネットで見かける情報は、ネット向けの話であって、必ずしも目の前のあなたに向けた最適な話ではないかもしれません。

一緒に最適な治療方法を見つけていきましょう。

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