メディカルダイエット外来
メディカルダイエット
肥満外来 〜メディカルダイエットで健康的な体を手に入れる〜
当院のメディカルダイエット外来では、あなたに最適なアドバイスを行いつつ健康的にサポートいたします。
定期的な管理栄養士による食事アドバイアスと医師の診察も行います。
肥満とは?
肥満は、単に体重が増えるだけではなく、健康全般に深刻な影響を及ぼす状態です。
私たちの体は、脂肪だけでなく筋肉や水分、骨も含めた複雑なバランスで成り立っています。
肥満は、体に余分な脂肪が蓄積されることにより、このバランスが崩れた状態を指します。
肥満が健康に与える影響
肥満が進行すると、体にさまざまな負担がかかり、次のような健康問題が引き起こされる可能性があります。
- 心血管疾患:高血圧や動脈硬化を引き起こし、心臓発作や脳卒中のリスクが増大します。
心不全の原因にもなり、肥満を改善すると心不全の状態の改善も期待できます。
- 糖尿病:特に2型糖尿病の発症リスクが上昇します。
血糖管理を行う上で、インスリンの抵抗性も増します。肥満を改善することで、血糖管理が良好になることが期待できます。
- 脂肪肝:肝臓に脂肪が蓄積され、肝機能が低下します。
長期間続くと、徐々に肝硬変などに進行する可能性もあります。
肥満を改善することで、脂肪肝の改善が期待できます。
- 睡眠時無呼吸症候群:肥満が原因で気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が止まることがあります。
CPAPなどの治療機器を用いますが、高度肥満では機械の陽圧も強くなり、マスクを付けて治療することが辛くなることもあります。
肥満を改善することで、無呼吸低呼吸症候群の改善が期待できます。
- 関節痛・関節疾患:体重が関節に負担をかけ、関節痛や変形性膝関節症などを引き起こすことがあります。
足や腰の痛みを引き起こし、更に運動しにくい状態となり体重がさらに増加してしまうことも有りえます。
肥満を改善することで、足腰の負担が改善し痛みも改善することが期待できます。
痛み止めを常用すると、薬剤による腎臓や心臓に負担が発生し臓器も障害を受けることがあります。
肥満と関連する病気
肥満は、さまざまな病気のリスクを高める要因です。以下に代表的な病気をいくつか挙げます。
- 心臓病
- 脳梗塞
- 脂質異常症
- 胆石症
- ガン(特に大腸がん、乳がん、子宮体がんなど)
体組成測定であなたの体を正確に評価
当院では、精密な体組成測定を通じて、体内の筋肉量、脂肪量、さらには「隠れ肥満」(体重は標準でも内臓脂肪が多い状態)などを正確に把握することができます。
また、ご希望の方はファットスキャンにより、内臓脂肪の量を画像検査(CTスキャン)で測定することも可能です。
これらにより、あなたに最適な治療やメディカルダイエットプランを立てることが可能となります。
さらに、定期的に検査を行うことで、改善していることを体重だけでなく、他の部分でも確認することが出来ます。
GLP-1作動薬を用いた新しい肥満治療
当院では、肥満治療の一環としてGLP-1作動薬を取り入れています。
この薬は、体内の血糖値を調整し、食欲を抑える働きを持つため、自然な食欲コントロールが可能になります。
GLP-1作動薬は、糖尿病の治療薬としても使用されており、肥満患者の体重管理にも有効です。
アメリカFDAでは抗肥満薬として認可され数多く使用されています。
医師の管理のもと、効果的かつ安全に使用することができます。
当院では内服薬および注射薬を用いています。
効果は3つ です
- 食欲を抑える
GLP-1とグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)には、食事摂取によって分泌されてます。
食欲抑制に関わる脳の中枢神経に作用するため、食事の量を無意識に抑えることができるようになり、結果、痩せます。
- 満腹感を持続させる
GLP-1、GIPは、脳の中枢神経に持続的に作用することで、満腹感を促進する作用があるレプチンというホルモンの分泌を促し、満腹感が持続します。
さらに、胃の運動を抑制する作用によって、食べ物の消化に時間がかかるため、少しの食事量でも満腹感が持続します。
その結果、摂取カロリーが抑えられ、痩せます。
- 脂肪の分解を促進する
GIPのグルカゴンには、肝臓や脂肪細胞で脂肪の分解を促進して、エネルギー消費を増加させる作用があります。
この働きによって脂肪燃焼が進んで、痩せます。
GLP-1受容体作動薬 ※内服薬 起床時すぐに一回服用します。
1日1回、起床してすぐに服用します。
120ml以下の水で服用します。水を多く飲むと薬の効果が薄まります。
30分以上経ってから朝食を摂ります。
この3点を守って服用いただくことが重要です。
効果を見て、必要時に増量します。
一番多い副作用は、吐き気です。
吐き気があるようなら、一段階前の容量を服用します。
それでも吐き気が辛い場合には、次にご紹介します注射薬をおすすめします。
GLP-1受容体作動薬 ※注射薬 注射を行います。
得られる効果は大きいです。
効果が少ないときには、増量を検討します。
副作用として、吐き気がありますが内服薬に比較して、吐き気の副作用が出にくいです。
胆のう炎や胆石による腹痛が出ることがありますで、その際には速やかに医療機関にご相談ください。
患者さんによっては保険適応になる場合もございます。
1ヶ月短期集中コース
医師診察(採血検査:脂質 糖尿病チェック 肝臓腎臓機能)
+体組成計計測(In body) 2回
+食事指導(月2回 Zoom オンライン 30分 計2回)
+GLP-1受容体作動薬 計4回皮下注射
上記全て込み 3万円3千円
3ヶ月標準コース
医師診察3回(希望により毎月採血検査:脂質 糖尿病チェック 肝臓腎臓機能)
+体組成計計測(In body)月1回 計4回
+食事指導(月2回 Zoom オンライン 20-30分 計6回)
+GLP-1受容体作動薬 4回皮下注射分 (1ヶ月目)
+GLP-1受容体作動薬 増量後 4回皮下注射(2ヶ月目以降)
上記全て込み 8万円8千円
6ヶ月がっちりコース
医師診察6回(希望により毎月採血検査:脂質 糖尿病チェック 肝臓腎臓機能)
+体組成計計測(In body) 月1回 計7回
+食事指導(月2回 Zoom オンライン 20-30分 計12回)
+GLP-1受容体作動薬 4回皮下注射分 (1ヶ月目)
+GLP-1受容体作動薬 増量後 4回皮下注射(2ヶ月目以降)
上記全て込み 13万円2千円
オンライン診療に対応しています。
血液検査があるため、できる限り対面診察をおおすすめします。