メニュー

睡眠時無呼吸症候群は気づきにくい

[2024.10.24]

ぐっすり眠ることは、最高のごちそうである。

もうかなり一般的に知られるようになってきた睡眠時無呼吸症候群についてのお話です。

食べることって幸せですよね。

美味しいご飯をたっぷり食べる瞬間、これぞ至福!と思うこともあるかもしれません。

 

でも実は「ぐっすり眠れること」の方が、さらに幸せで、しかも健康に良いということをお伝えしたいです。

眠る、といえば、最近アップルウォッチの機能で新たな機能が追加されました。

 

アップルウォッチは、眠っている間に、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性を感知できるようになりました。

 

簡単に言うと、寝ている間に呼吸が止まりがちかどうかを、見守ってくれるということです。

もちろん時計であり、医療機器ではないです。

それでも医師に相談するためのきっかけにはなりますね。

心房細動の検知機能がついたときも、多くの方がアップルウォッチのデータを持って私のところへ不整脈の治療を希望されお越しいただきました。

 

私たちが寝ている間、呼吸が止まることなんて普通意識できません。

でも、それが健康に大きな影響を与える可能性があるのです。

 

睡眠中の「無呼吸」を見逃さないで

 

「日中、なんだかすっきりしない」

「昼間に眠くなる」

「集中力が続かない」

 

そんな自覚、ありませんか?

これらは、実は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のサインかもしれません。

この症候群は、夜、私たちが眠っている間に繰り返し呼吸が止まることで、脳や身体が十分に休まらず、日中の活動にも影響を及ぼす病気です。

 

しかも、怖いのは、本人は夜の「無呼吸」に全く気づかないことが多いことです。

呼吸が止まっている間、脳は「息をしなきゃ!」と無意識に反応し、その結果、睡眠が浅くなりますが、本人は夢の中。

これでは、日々の疲れが取れないのも当然です。

いびき、は音として聞こえますので、周りの方も気づけます。

しかしながら、無呼吸、は呼吸が、無い、のです。

空気が流れないので、無音になります。

つまりいびきが停まった状態です。

周りからみれば、「やっと静かになった」ということです。

その実、本人は窒息しているのと同じ状態でピンチです。

 

自宅で簡単に検査ができる!

 

「もしかして?」と思われた方もご安心ください。

戸頃循環器内科クリニックでは、この睡眠時無呼吸症候群の検査体制をしっかり整えています。

アップルウォッチを買ってきてつけて確認するのもいいですが、保険はききません。

しかも、入院なんて必要ないのです。

自宅で簡単に検査ができます。

 

戸頃循環器内科クリニックが導入しているのは、自宅で装着できる検査機器です。

これを寝る前にセットして、翌朝返却するだけで、専門的なデータを取ることができます。

入院しなくても、寝ながら検査ができるなんて、ちょっと不思議な検査です。

毎日お酒を飲まれる方なら、いつも通り(ただし機械をつけられるくらい控えめの)お酒を飲むことも可能です。

 

翌日、検査機器を宅急便で配送いただき、当方で解析を行います。

明らかに睡眠時無呼吸症候群の重症(AHI 無呼吸低呼吸指数 40以上)ならすぐに治療が必要です。

病気があるものの、さらなる重症度の判定が必要なときは、Full PSGといって、今後は脳波や呼吸の状態をチェックするモニターを付けて、再度自宅で検査を追加いただきます。

以前は入院が必須の検査でしたが、当院ではこれを自宅で検査可能としております。

 

手術でもなく、検査のために入院するのは誰だって嫌です。

仕方がないな、と思いにくいお気持ちは十分理解できます。

なので、自宅で精密検査まで可能としました。

 

そして、もし結果的に治療が必要な場合も、自宅でできるCPAP(シーパップ)療法など、無呼吸症候群を改善する方法も準備しています。

 

さらに、戸頃循環器内科クリニックでは、オンライン診療も取り入れています。

通院の手間を極力減らし、日々の忙しい生活の中でも、しっかり健康を守れる体制を整えているんです。

検査が、入院が、通院が。。。

これらが面倒だ、時間が取れない、という方こそ忙しさを乗り越えるための健康維持、あるいは病気の手当て、治療が必要と思います。

 

実際、睡眠時無呼吸症候群があると心臓病、動脈硬化の進行や血圧上昇、糖尿病悪化、不整脈の管理困難などがじわじわ続きます。

降圧剤を服用していても血圧のコントロールが上手くいかない。

実は無呼吸症候群でした。

CPAP治療をしたら血圧が下がり、不整脈が出なくなり、記憶力、集中力が増した、という方もいらっしゃいました。

それは、単に無呼吸のなかった自分に戻ったということです。

職業ドライバーは居眠り運転予防のために、睡眠時無呼吸症候群の検査が必須だったりします。

 

ぐっすり眠って、元気な毎日を

美味しいご飯も大切だけど、毎晩の「ぐっすり眠れる時間」が、実は最高のごちそうであり、私たちの体にとって大切な休息時間です。

もし、日中に眠気や疲れが抜けないと感じたら、一度、あなたの「眠り」に目を向けてみませんか?

何か気になることがあれば、いつでも【戸頃循環器内科クリニック】にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群は循環器内科で治療いただくと、心臓や動脈硬化の状態、血圧やコレステロール、運動や食事の管理まで、広くしっかり管理していけます。

心臓疾患にならないように治療しながら予防すること。

皆さんの健康的で元気な毎日を、しっかりとサポートするために、私たちはここにいます。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME