発熱外来に医療用空気清浄機を導入しました。
2年連続で、年末のインフルエンザの流行が来ています。
当院の発熱外来でも連日多くの患者さんが受診されております。
発熱や咳の症状があるとき、受診したい気持ちはあるのに
「院内でうつらないかな」
「周りに迷惑をかけないかな」
そんな不安をお聞きしました。
病院やクリニックにかかるときに感じる不安やためらいが、診断や治療の遅れにつながることがあります。
戸頃循環器内科クリニックでは、その不安や迷い、をなるべく少なくするように居心地の良い空間や、受診する際のためらいをできるだけ少なくするようにデザインを組んでいます。
発熱外来を必要とする患者さんが、ためらいなく、安心して受診できるようにするにはどうすればいいか?
そして、普段通院されている患者さん(心臓・血圧・生活習慣病など)にも安心して来院いただけるようにするには?
外来環境の整備を一つずつ積み重ねています。
その一環として今回、発熱外来に フクダ電子の空気清浄除菌脱臭装置 FDS-01 を導入しました。
今までも、一般的な空気清浄機を設置はしていましたが、しっかりとした空気清浄機が必要と判断しました。
患者さんにとってのいちばんの意義は「安心」
発熱外来で大事なのは、診断や治療だけではありません。
「受診のハードルを下げること」そのものが、地域の感染拡大を抑えることにつながると考えています。
つらいのに我慢してしまう。
市販薬で様子を見て悪化してしまう。
受診が遅れて家族に広がってしまう。
こうした受診の遅れを少しでも減らすには、患者さんが来院時に感じる不安を、仕組みとして減らしていく必要があります。
FDS-01の導入は、そのための「見える安心」の一つです。
「空気」への対策を、発熱外来の標準装備に
FDS-01は、医療・ヘルスケア施設を想定して開発された空気清浄機で、ULPAフィルターと UV-C(紫外線) を組み合わせた設計が特徴とされています。
一般的に、HEPAフィルターの捕集できる大きさは0.3㎛です。
インフルエンザなどのウイルスの大きさはおよそ0.1㎛とされています。
ULPAフィルターはその0.1㎛に対して99.99%と非常に高い捕集率となっています。
大事なポイントは2つ。
1つ目
発熱外来では、咳やくしゃみなどで空気中の粒子が増えやすい。
だから「空気をきれいにする力」を強める意味があります。
(メーカー公表では、FDS-01は適用床面積の目安が約21畳、最大処理風量5.1㎥/分とされています。)
当院の発熱外来は21畳もありません。
クリニックの正面入口とは分離している発熱外来のドアの開け閉めを考慮しても、21畳用の空気清浄能力は十分と判断しています。
2つ目
「普段から稼働している機器」を、必要時に陰圧ブース(隔離空間)にも活用できる能力。
専用テント等と組み合わせて簡易陰圧ブースとして使える能力があります。
つまり、当院の発熱外来で求められる「安心」を、数字でしっかり証明できています。
もちろん、空気清浄機だけで感染対策が完成するわけではありません。
マスク、換気、動線分離、手指衛生、時間帯や導線の工夫など、基本の積み重ねが主役です。
それは、医療従事者側の作法です。
当院は、発熱外来を受診する患者さんに
「ここは、安心して来ていい場所なんだ」
と思っていただけるメッセージが伝わる外来環境を作っています。
ただでさえつらいのに、余計な心配を一ミリもしてほしくないです。
さらに。
つらいときほど、受診自体が心理的に負担になります。
だからこそ、受診しやすさを支える工夫を、これからも一つずつ増やして行こうと考えています。
