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コロナ感染症は終わっていないのです。

[2024.07.15]

2024年7月初週でコロナ感染症は増加してきています。

厚労省のHPでの報告になります。

埼玉県の定点当たり報告数の推移

  • 6月3日〜6月9日: 4.91
  • 6月10日〜6月16日: 5.07
  • 6月17日〜6月23日: 5.68
  • 6月24日〜6月30日: 6.80
  • 7月1日〜7月7日: 8.60

特徴は年齢の偏りです。

年齢別感染者数とその推移

年齢 第23週 第24週 第25週 第26週 第27週
10歳未満 0.39 0.41 0.47 0.66 1.02
10〜14歳 0.32 0.32 0.35 0.47 0.79
15〜19歳 0.33 0.37 0.38 0.45 0.60
20〜29歳 0.43 0.42 0.48 0.58 0.78
30〜39歳 0.37 0.39 0.46 0.57 0.77
40〜49歳 0.46 0.50 0.52 0.69 0.93
50〜59歳 0.51 0.53 0.60 0.71 0.99
60〜69歳 0.40 0.40 0.45 0.56 0.77
70〜79歳 0.40 0.41 0.46 0.57 0.75
80歳以上 0.39 0.40 0.44 0.53 0.68
総数 3.99 4.16 4.61 5.79 8.07

全ての年齢層で感染者数が増加しており、特に10歳未満の増加が顕著です。

これにより、学校や保育園などでの感染対策が一層重要となります。

高齢者層でも感染者数が増加しており、重症化リスクが高いため、特別な配慮が必要です。

2024年夏の対策を再び考える必要があります。

  • 感染予防対策の強化:

    • 高齢者施設や学校・保育園での感染予防対策を強化する
      気温を考えるとマスクをするのがきつい季節です。でも、人との集まりではマスクが依然必要と考えます。
      クーラーでの室温管理、水分補給、うがい手洗い手指消毒の再度徹底化は習慣になってますでしょうか。
    • ワクチン接種の推進とブースター接種の考慮
      もうワクチン接種の相談を受けることはなくなりましたが、再び考える必要が出てきています。
      国の補助が打ち切られて久しいですが、コロナがこの世から消えたわけではない、ということです。
  • 早期発見・早期治療:

    • PCR検査の拡充と早期治療のための体制整備。
      パンデミックの頃はどこの施設も対応していました。
      インフルエンザとコロナの同時感染症例も報告されており、注意が必要です。
    • 重症化リスクの高い患者に対する迅速な治療。
      特に高齢者で注意です。埼玉県では、80歳以上のコロナ入院症例、とくにICU入院症例が徐々に増加しています。
      これは、他の重要疾患の治療患者さんにも大きく影響する事態ですので、医療リソースやスタッフ確保がまた重要になります。

暑さ対策と感染症対策の両立が大事です。

当院では、発熱外来スペースを準備しています。

循環器内科、一般内科や美容皮膚科とは入口を別に設置しています。

当日検査を行い、必要に応じてレントゲンやCTスキャンで肺炎の可能性を除外することも可能です。

クリニックオープンの11月以降は、地域の発熱の患者さんの受診、検査治療にもしっかり貢献できるよう準備を進めております。

前日の夜とか当日、急に受診が必要になるのが発熱の困ることです。

電話が通じない時間帯でも、ネットで発熱外来の予約を取れるようにもしております。

感染予防対策を徹底し、共にこの難局を乗り越えていきましょう。

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