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クリニック建築日記#18

[2025.04.27]

実はまだ終わっていない建築日記です。

外構工事が進んでいます。

クリニックの大通り側にオリーブを植えようプロジェクトです。

 

オリーブとえいば小豆島、地中海料理、というイメージでしょうか。

実はこのオリーブの木、循環器(心臓や血管) とも深いつながりがある、とても「健康によい植物」なのです。

 

オリーブの木は、ギリシャ神話でも「アテナの贈り物」とされる聖なる木。

樹齢1000年以上の古木も各地に残っています。

長い年月を生き、再生する力の強いこの木は、

「健康長寿」

「しなやかさ」

「生命力」

のシンボルでもあります。

私たちの血管もまた、一生を支える大切な生命線

血管をしなやかに保つことは、まさに「長寿の秘訣」です。

 

オリーブの実からとれる「オリーブオイル」には、
オレイン酸(不飽和脂肪酸)

ポリフェノール(抗酸化物質)

が豊富に含まれています。

これらには、

  • 悪玉コレステロール(LDL)を減らす

  • 善玉コレステロール(HDL)を保つ

  • 動脈硬化を予防する

  • 血圧を安定させる可能性

といった効果が期待できます。

実際に 地中海食(Mediterranean Diet)としても
世界中の医学研究で注目されています。

特にピュアオイルではなく、エクストラバージンがよいとのことです。

ある有名な研究では、

オリーブオイルをしっかり摂っていた人は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが減った


という結果も報告されています。

N Engl J Med 2013;368:1279-1290

 

人は血管とともに老いる、という格言もありますね。

木の年輪がその木の健康状態を表すように、私たちの血管もしなやかで傷が少ないほど元気で長生きできる というわけです。

オリーブの木のように、太くしなやかに、そして折れない血管を育てたいですね。

 

毎日の食事にちょい足しオリーブ

塩分が気になる方は、

サラダのドレッシングにオリーブオイル

トーストにバターではなくオリーブオイル

グリルした魚や野菜にオリーブオイル

など、普段の食事に無理なく取り入れることができます。

個人的には、サラダにドレッシングより、オリーブオイルと少しの塩でいただきます。

 

ただし、オイルはカロリーも高いので「ほどほど」に。

1日大さじ1杯程度(約12g) が目安です。

 

オリーブは、「平和」や「希望」の象徴でもあります。

血管もまた、しなやかに、穏やかに。

自分自身と周りの人の「安心」と「平和」を支える存在です。

戸頃循環器内科クリニックに植える木は、毎日の小さな積み重ねで成長していき、健康にもよく、しなやかな血管のイメージであるオリーブが一番良いと考え、この季節に植えてもらいました。

クリニックに来院された際には、ひと目見ていただければ幸いです。

着々と育っていくと思います。

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