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花粉の「か」

[2025.01.17]

「一年の計は元旦にあり」

物事は最初が大切で、物事を始めるには最初に計画をしっかり立てておくべきという意味のことわざです。

 

元旦はとっくに過ぎていますが、生活とは一日一日の積み重ねです。

いつでも「今日から始めよう」 と思う気持ちも大事です。

 

花粉症の季節が近づくと、多くの方がくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状に悩まされます。

この時期には、花粉の「か」と聞いただけで、くしゃみが出そう、という人もいるそうです。

 

これらの症状を軽減し、快適な日常生活を送るためには、抗ヒスタミン薬による早期治療が非常に効果的です。

 

花粉症と抗ヒスタミン薬の役割

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が鼻や目の粘膜に付着し、免疫反応を引き起こすことで発症します。

この際、体内でヒスタミンという物質が放出され、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こします。

抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンの作用を抑えることで、症状の緩和に寄与します。

 

早期治療の重要性

花粉症の症状が現れる前、つまり花粉飛散開始の約2週間前から抗ヒスタミン薬を服用する「初期療法」は、症状の発現を抑え、シーズン中の症状を軽減する効果があります。

これは、花粉が飛散する前に薬を使用することで、鼻粘膜の炎症を予防し、症状の重症化を防ぐためです。

 

抗ヒスタミン薬の選択

抗ヒスタミン薬には、第1世代と第2世代があります。

第1世代は効果が強い反面、眠気などの副作用が出やすいとされています。

一方、第2世代は副作用が少なく、日中の活動に支障をきたしにくい特徴があります。

第2世代は書状の改善も良好で、特に鼻詰まりの改善は良好です。

ただし、十分な効果が発揮されるのが2週間程度かかります。

花粉に過敏になった状況を抑えるのに必要な期間が2週間かかる、ということです。

症状や生活スタイルに合わせて適切な薬を選ぶことが重要です。

 

 

早期治療のメリット

  • 症状の軽減: 初期療法を行うことで、花粉症の主要な症状であるくしゃみ、鼻水、鼻づまりが軽減されることが報告されています。

  • 生活の質の向上: 症状が軽減されることで、仕事や学業への影響を最小限に抑えることができます。

  • 合併症の予防: 重症化を防ぐことで、副鼻腔炎などの合併症のリスクも低減します。

1月からの過ごし方

花粉症のシーズンを快適に過ごすためには、症状が出る前からの抗ヒスタミン薬による早期治療が効果的です。

どの花粉にアレルギーがあるかは、簡単に調べることができます。

戸頃循環器内科クリニックでは、39個の抗原(花粉のみならずハウスダストやカビ、食品、などもろもろ)を一回の採血検査でチェックが可能です。

View 39   ビュー39と呼んでいる一括アレルゲンチェック検査です。

原因不明の食物アレルギー検査の検索などスクリーニング検査にも有用です

先にアレルギーの原因を調べておくこともできます。

花粉症とわかっている方は、早めに自分にあった抗ヒスタミン薬を服用始めておき、症状をやり過ごしたいものです。

ご自身の症状や生活スタイルに合わせて、適切な治療を選択し、花粉症の季節を乗り切りましょう。

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