食べてすぐ寝ると牛になる?
今日は、食事のタイミングが健康にどのような影響を与えるかについてお話しします。
最近、「リズムの乱れた食事パターンが乳がんと前立腺がんリスクに与える影響」という論文を読みました。
循環器疾患の治療を行っていた自分は、食後すぐ寝ると体重が増えやすく、動脈硬化管理に悪影響があるという理解でしたが、この論文は異なる面から評価を行っています。
論文の概要
この研究は、スペインで行われた大規模なケース・コントロール研究で、2008年から2013年にかけて乳がん1,205件、前立腺がん621件のケースと、それに対応する対照群のデータを分析しました。
主に食事のタイミングとがんリスクとの関連を調べています。
主な発見
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食事と睡眠のタイミング:
- 夕食を摂った後、2時間以上経ってから寝る人は、乳がんと前立腺がんのリスクが約20%減少することがわかりました。
- 夜9時前に夕食を摂る人も、リスクが低下する傾向がありました。
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早い夕食と長い食事-睡眠間隔:
- 早い夕食(夜9時前)と長い食事-睡眠間隔(2時間以上)の組み合わせが、最もリスクを低減させることが示されました。
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ライフスタイルと朝型夜型タイプの関連:
- 生活習慣ががん予防の推奨事項に従っている人や、朝型の生活を好む人々では、この効果がより顕著でした。
具体的な生活のアドバイス
では、私たちの日常生活でどのように活かせばよいのでしょうか?
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夕食のタイミングを早める:
- 夕食を夜9時前に済ませるように心がけましょう。特に、仕事や家事の後に遅い時間に食事を摂る習慣がある人は、意識的に早めに夕食を摂るようにしましょう。
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夕食後すぐに寝ない:
- 夕食を摂った後、少なくとも2時間は起きているようにしましょう。この時間を使って、リラックスしたり、家族との時間を楽しんだり、本を読んだりするのも良いですね。
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規則正しい生活習慣を心がける:
- 朝型の生活を心がけることが、がん予防につながる可能性があります。早寝早起きを実践し、日中に活動する時間を増やしましょう。
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健康的なライフスタイル:
- 食事内容にも気をつけましょう。野菜や果物を多く摂り、加工食品や高カロリーな食べ物を控えることが重要です。
- 適度な運動を取り入れ、体重管理を行うことも大切です。
最後に
この研究からわかるように、食事のタイミングや生活習慣が私たちの健康に大きな影響を与えることが示されています。
日々の生活の中で少しずつ工夫を取り入れ、健康的な生活を心がけることで、がんのリスクを減らすことができるかもしれません。
皆さんもぜひ、これらのポイントを参考にして、健康な生活を送りましょう。
食べてすぐ寝ても牛にはなりませんね。
でも昔の人はうまいこと言います。
嫌な気持ちにもなりにくく、確実にその真意が伝わるような表現にも思います。
デザートの誘惑は強烈です。
甘いものは美味しいです。
量に気をつけて、すくなめ、を心がければ無理に我慢することもないですね。
残したらもったいない、と思う気持ちもあります。
洗い物は増えますが、お皿に少しだけ盛り付けるのも有効です。
それこそ、「ちょっとだけ」、という表現は甘い誘惑にもなりえます。