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インフルエンザ後の肺炎

[2024.12.26]

朝晩の冷え込みが厳しくなり、インフルエンザの流行が始まりました。

例年以上に感染予防と早期対応が重要となりそうです。

今回は、インフルエンザ後に起こる可能性がある「肺炎」についてお話しし、予防の重要性をお伝えしたいと思います。

インフルエンザ後の肺炎とは?

インフルエンザはウイルス感染症ですが、その後の合併症として「肺炎」が発生することがあります。

特に高齢の方、慢性疾患をお持ちの方、免疫力が低下している方は注意が必要です。

肺炎は細菌やウイルスが肺に感染することで起こり、重症化すると入院や生命の危険につながることもあります。

 

インフルエンザ後の肺炎は、大きく次の2つに分類されます:

  1. 細菌性肺炎:肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が原因となります。

  2. ウイルス性肺炎:インフルエンザウイルスそのものが肺に感染する場合です。

 

肺炎のサインに注意

インフルエンザから回復しつつあると感じても、次のような症状が現れた場合は肺炎の可能性があります:

  • 再び高熱が出る
  • 強い咳や痰が続く
  • 呼吸が苦しくなる
  • 胸の痛みがある
  • 倦怠感や食欲不振が改善しない

このような症状があれば、受診をお勧めします。

レントゲン検査や、速やかにCTスキャンなどの必要性検討が必要です。

 

予防が何より重要

インフルエンザ後の肺炎を防ぐには、まずインフルエンザ自体を予防することが大切です。

  • インフルエンザワクチンを接種:ワクチンは感染や重症化のリスクを大幅に下げます。
    まだ、間に合います。

  • 日常的な感染対策:手洗いやマスクの着用、十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を保ちましょう。
    ぐっすり眠りましょう。

  • 肺炎球菌ワクチンの併用:特に65歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方には、肺炎球菌ワクチンの接種も推奨されます。
    インフルエンザや感冒が治ったあとに、帯状疱疹、ヘルペスが出てくることがあります。
    帯状疱疹ワクチンも非常に有用です。

インフルエンザの流行期には、自己管理と予防が健康を守る鍵となります。

当院【発熱外来】では、安心してしっかりした検査を受ける体制を整えております。

インフルエンザ予防接種や感染後の健康管理もサポートしています。

不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

戸頃循環器内科クリニックは、皆さまの健康な毎日を支えるパートナーとして地域医療に貢献してまいります。

今冬もどうぞご自愛ください。

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