メニュー

転倒と履き物の関係について

[2024.08.20]

最近、滑り止めのついた5本指が独立している靴下を履き始めました。

最初はすごく独特の感覚でしたが、地面をしっかり足裏で掴む感じがあり、とても歩きやすいと感じていました。

こうした足元の工夫が、日常生活でのバランス維持や転倒防止に役立つのではないかと期待しています。

高齢者にとって、転倒は非常に危険な出来事です。

骨折や怪我を引き起こし、場合によっては長期間の入院やリハビリが必要になることもあります。

今回紹介する研究では、特に高齢者がどのような履物を履いているかが、転倒リスクにどのように関わるかを調査しました。

Footwear and Falls in Long-Term Residential Aged Care Facilities: An Analysis of Video Capture Data
Gerontology 2024;70:611–619

この研究では、介護施設における転倒をビデオで記録し、転倒がどのような状況で起こったかを詳しく分析しています。

注目したのは、履物の種類と転倒の関連です。

結果として、転倒が起こりやすいのは、特に「靴下のみ」で歩いている場合であることがわかりました。

実際に、靴下だけで歩いていた場合、約74%が転倒の原因として履物が関わっていたのです。

靴下だけでは滑りやすく、地面をしっかりと捉えられないことが転倒の主な理由です。

次に転倒が多かったのはスリッパやサンダルで、特に固定が甘いものが転倒の原因となっていました。

一方、靴を履いている場合は、転倒率が最も低く、安全性が高いことが確認されています。

この研究のポイントは、「適切な履物を選ぶこと」が高齢者の転倒を防ぐために非常に重要だということです。

特に、靴下やスリッパよりも、しっかりと足を固定できる靴が転倒リスクを大幅に減らすことが示されています。

高齢者の方には、できるだけ介護施設内でも靴を履くことが推奨されます。

もし靴を履くのが難しい場合は、滑り止め機能がついた靴下やしっかりしたスリッパを選ぶのが良いでしょう。

自宅でも、特にフローリングの床にされている方は滑り止めのついた足元、というのは大事です。

更に、床の上には踏んだり蹴飛ばしたりして転ぶ原因になるものは極力整理したほうが良いです。

また、高齢者の方へのプレゼントとしても、滑り止め機能がついた靴下は非常におすすめです。

機能面だけでなく、色とりどりのデザインは、毎日の生活に彩りを添えるだけでなく、活動的な気分にもしてくれます。

白や黒だけでなく、カラフルな靴下を選ぶと、プレゼントとしても喜ばれると思います。

 

>>>アマゾンでの滑り止め靴下の検索

>>>私が購入したもの

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME