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花粉症の薬 抗ヒスタミン薬の違いについて

[2025.01.25]

抗ヒスタミン薬の特徴について

花粉症・アレルギー性鼻炎では様々な抗ヒスタミン薬の中から治療薬を選んでいきます。

ざっと大まかな違いについてまとめています。

効果には個人差があるので、かならずしも上記通りでは体感上ないですが、かなり参考にはなります。

 

ビラノアが早く、よく効果があり、この中では一番眠くもなりにくい、という特徴があります。

空腹時に服用します。

後発品がありません。

一番、なになに、というのは選びやすいです。

 

アレグラも眠くなりにくいです。

フェキソフェナジンという後発品があります。

眠くなりにくいですが、効果の発現もほどほどです。

6ヶ月以上の子どもで処方できる乳児用製剤がありますので、ちびっこの花粉症で選択肢になります。

 

ザイザルはレボセチリジンという後発品があります。

6ヶ月以上の子どもで処方できる乳児用製剤がありますので、ちびっこの花粉症で選択肢になります。

 

アレロックは、オロパタジンという後発品があります。

一日2回復用が標準ですが、一回夜のみ、という使い方もあります。

夜服用するとぐっすり眠れて朝が爽快、という特徴があります。

半日だけの効果なので、ハウスダストなどの家でくしゃみタイプではわりと選びます。

また、一日2回も飲むの?という方ではこの薬剤は避けたりします。

 

ジルテックはセチリジンという後発品があります。

運転や危険作業への従事させない、という決まりがあります。

 

デザレックスは後発品がありません。

眠気の副作用も少ないのが特徴です。

いい薬剤と思います。

個人的には、効果の強さを求めたときには、ビラノア、眠気の少なさを求めたときにはビラノア、という選択になるので、デザレックスを処方することはあまりありません。

服用中の方、ごめんなさい。

 

妊娠中では、アレグラ、デザレックス、ザイザル、ジルテック、クラリチンが安全に服用できると言われています。

実際には担当医に相談する必要があります。

 

このように、患者さんの生活スタイルや仕事の状況、家でのアレルギーの状況や

一日二回服用が面倒と感じる方、眠気の副作用を逆手にぐっすり眠りたいと思っている方かどうかなどのお話をうかがいます。

後発品、ジェネリックがあるかどうかは薬の値段、治療費用に関わる大事な要点になります。

あるいは、毎年これを飲んでます! という方もいらっしゃいますので、感想をお聞きして検討します。

これがいいのではという中で抗ヒスタミン薬を選んでいます。

すでに、花粉症が始まってつらい思いをしている方がここ2週間で来られています。

 

昨年来とは違う処方をして、すごく効果が出てよかったよ!とわざわざお伝えに来てくれた方もいらっしゃいました。

本人以上に私自身がとても嬉しくなりました。

もう、花粉症対策の時期は始まっていますね。

午後の外来は空いていますので、お話してすぐに治療を開始できます。

 

戸頃循環器内科クリニックでは、患者さんが毎日を安心して快適に過ごせるよう、花粉症治療を行っています。

さらに高血圧や生活習慣病の管理、心臓病の早期発見に力を入れた専門的な治療を提供しています。

些細な症状でもお気軽にご相談ください。

一人ひとりに寄り添った診療で、健康な日常をサポートします。

 

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