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脂質管理の講演会

[2024.05.07]

本日は、埼玉東部エリア講演会ということでACS2次予防を考えた脂質治療戦略という会でディスカッションのファシリテーターをさせていただきました。

北里大学病院循環器内科教授 阿古先生から脂質管理の重要性やスタチンでの脂質低下療法、PCSK9阻害薬や新規メカニズムのSiRNA薬のご講演でした。

毎回非常に洗練されたエビデンスの紹介と実際の使い方、更にはエビデンスを踏まえたうえでの踏み込んだ話など非常に参考になるお話をいただきました。

LDL-c 70未満という絶対値より高リスク症例かどうかで治療強度を決めるのも良いのでは?という提案は非常に理にかなった話と思いました。

また草加市立病院循環器科部長の稲垣先生からは、2次予防としてスタチンを使用困難な場合でのSiRNAをうまく使うというお話で、かかりつけ医との連携を考慮した臨床スタイルが非常に勉強になりました。

秀和総合病院循環器部長の後藤先生からは、日常臨床をしっかりされている先生ならではの問題、本来必要なスタチンの調整困難症例で副作用のリスクと今後の管理についての相談でありました。

獨協医大埼玉医療センター 循環器教授田口先生からは、患者様の背景を鑑みてもやはり積極的な脂質管理を考慮すべきでしょうという提案もあり、また、カテーテル治療でせっかくきれいに血管の治療ができたのだからそれを維持するような管理は非常に重要であるというコメントは、私自身も日頃考えていることそのものでしたので、きれいに言語化されている田口教授のコメントにはシビレました。

ゴールデンウイークがあけて初日でのお仕事でしたが、明日からもまた狭心症、心筋梗塞で苦しんだり不安になったりしている方が少しでも減るよう、またしっかり仕事していこうと思った講演会でした。

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