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隠れ肥満と内臓脂肪

[2024.10.18]

数日続いた秋晴れも今日は朝から雨降りです。

クリニック前の公園にはたくさんの草木がありますが、きれいな水玉が風になびいていました。

まるで細胞のようだと思っていました。

大きいものから小さいものまで緑の葉が水を弾いているのをしばらくみていると、次第にくっつく様子もみえ重くなって滴っていきました。

 

本日は内臓脂肪についてお話します。

特定健康診査(いわゆるメタボ健診)では、腹囲を図ります。

男性で≧85cm、 女性≧90cm  でリスクが高いということになっています。

特に皮下脂肪の蓄積に比較して、内臓脂肪の蓄積型では、糖尿病の発症リスクや動脈硬化疾患の発症リスクが高いことが知られています。

腹囲計測は、この内臓脂肪蓄積をスクリーニングすることができるのでしょうか?

この論文でも指摘しているように、腹囲計測と、内臓脂肪面積の推定には誤差が大きく、正確ではないと言われています。

 

では、どうやってリスクの高い内臓脂肪の蓄積を評価すべきか、ということになります。

CTスキャン、ファットスキャンと呼んでいるこの手法により内臓脂肪を評価することが出来ます。

腹囲計測では見抜けないのです。

これにより、正しく評価し、食事管理や運動管理を適正に行えば、その効果もまたしっかり判定できるようになります。

戸頃循環器内科クリニックでは、こういった内臓脂肪の評価、いわば隠れ肥満をしっかり見つけ、適切な対処によるその後の病気の予防を目指しています。

心臓ドックで検査可能です。

ご心配のかたは、ぜひご相談ください。

 

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