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麻疹 麻しん はしか

[2024.11.04]

麻しんは感染力が極めて強いです。 

免疫力が低下している方が感染すると、年令問わずほとんど発症します。

 

感染すると、

10から12日間の潜伏期間を経て

38度程度の発熱と

風邪症状(咳 鼻水)が2,3日

その後39度の高熱となり、体中に赤い発疹が出現します。

 

さて、越谷市保健所のホームページから。

 


10月3日の麻しん発生から13日後の10月16日に、越谷市内で麻しん患者の発生です。

発熱、倦怠、咳、結膜充血、発疹です。

 

麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。

麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。

 

また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。

厚生労働省HPより

 

このHPには2つの重要なQandAが載っています。

以下そのまま転載します。

 

Q6.過去に麻しんにかかったことがあるのですが予防接種を受けるべきでしょうか?

A6. 今まで麻しんにかかったことが確実である(検査で麻しんの感染が確認された場合)場合は、免疫を持っていると考えられることから、予防接種を受ける必要はありません。

しかし、麻しんかどうか明らかでない場合はかかりつけの医師にご相談ください。

戸頃循環器内科クリニックからの補足; 当院では麻しん抗体価を測定し、抵抗力の有無を判定できます。

  • EIA-IgG法
    • 陰性:2.0未満
    • 十分な抗体がない:2.0~15.9
    • 十分な抗体がある:16以上

麻しん抗体検査費用 2,500円

1週間で結果が出ます。

麻疹にかかったことがあるかどうかわからないときには、抗体を調べるのが確実です。 補足ここまで)

たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても副反応は増強しません。

もし、麻しん又は風しんの片方にかかったことがあっても、他方にはかかっていない場合、定期接種対象者は麻しん風しん混合ワクチンを定期の予防接種として受けることができます。

 


 Q7.ワクチン接種を受けた方が良いのはどのような人ですか?

A7. 定期接種の対象年齢の方々(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、積極的勧奨の対象ですが、定期接種の時期にない方で、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない方」は、かかりつけの医師にご相談ください。

平成12年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受ける機会がありますが、それ以前に生まれた方は、定期接種として1回のワクチン接種の機会があった、もしくは定期接種の機会がなかった方となります。


そのため、麻しんにかかったことがなく、2回の予防接種を受ける機会がなかった方で、特に医療関係者や児童福祉施設等の職員、学校などの職員など、麻しんにかかるリスクが高い方や麻しんにかかることで周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航するような場合は、2回目の予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。

(戸頃循環器内科クリニックからの補足;同じく、抗体価を調べて、抗体が少ない、無い、状況では予防接種がおすすめされます。 補足ここまで)

麻しん風疹ワクチンをMRワクチンと呼びますが、同様にとても有用です。

 

Q8. 麻しんの予防接種を受けるのに、単独の麻しんワクチンの替わりに、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を接種しても健康への影響に問題ありませんか?

A8 .麻しんの予防対策としては、MRワクチンは単独ワクチンと同様の効果が期待されます。

また、麻しんワクチンの替わりにMRワクチンを接種しても、健康への影響に問題はありません。むしろ風しんの予防にもつながる利点があります。

ただし、MRワクチンは、生ワクチンという種類のワクチンですので、妊娠している女性は接種を受けることができません。

また、妊娠されていない場合であっても、接種後2カ月程度の避妊が必要です。これは、おなかの中の赤ちゃんへの影響を出来るだけ避けるためです。

また、麻しんの単独ワクチン、風しんの単独ワクチンの接種に当たっても、妊娠している方は接種を受けることはできません。

接種後2カ月程度、妊娠を避けるなど同様の注意が必要です。

------------------------と、記載されています。

 

3つ重要なことは

1.麻しんに有効な特効薬は、2024年11月段階では、「無い」こと。

2.麻しん予防接種は予防に有効で、たとえ感染者に接触しても72時間以内に接種すれば予防が期待できること。

3.MRワクチンは麻しんのみならず、水痘も予防してくれること。

 

戸頃循環器内科クリニックではこの麻しん予防接種(MRワクチン)を投与を行う予定です。

>2024年11月5日現在、ワクチンの流通に関して、出荷制限がかかっており、小児科優先となっております。

大変申し訳ございませんが、流通開始、入荷し次第、MRワクチン、麻しんワクチンの予防接種を開始いたします。

 

麻しんへの免疫を持っている方が、麻しん予防接種をしても特に医学的な問題は起きないことも重ねて記載しておきます。

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