脳動脈瘤について考える循環器内科医
前職の病院では心臓脳血管センター長という役職で仕事をしておりました。
診療範囲は心臓疾患のみならず、脳外科医や心臓外科医とのチームという編成です。
循環器内科医からみると脳梗塞や脳出血、特に動脈瘤による出血などは、動脈硬化が背景にある事が多く、原因や病気になるリスクが重なる部分が多いです。
心臓や血管を守る、ということは、頭の疾患も守ることになります。
頭も心臓も深刻な事態になりえますし、未然に防ぐことが重要だと考えています。
この論文では、衝撃的な症例報告がされています。
Rerupture of an Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage.
治療中に再破裂し不幸な転機をたどられたという報告になります。
こういった報告を見ると、非常につらい気持ちになりますし、自分のたくさんの経験を思い返すことになります。
たとえどれだけ素晴らしい手術の技術を持っていても、再破裂になってしまえば厳しい事態を覚悟しなければなりません。
患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案し、日常生活に無理なく取り入れられるアドバイスも行っていきます。
血圧や動脈硬化の管理は、怖いものではなく、自分の体を守るための大切なステップです。
日々の生活に取り入れることで、健康で安心した毎日を送ることができます。
安心して通っていただける環境を作っています。
当院では、いつでも、すぐに、CTがとれて、その場で結果がわかります。
これも、安心する要素の一つになると思います。
頭痛くて心配なのに、数日も検査を待ってていいのか? という不安を一度でも経験したことがあれば、このすぐに検査ができる、という価値をわかっていただけると思います。
治療は、その先に来る病気の予防に繋がります。
やはり予防が重要である、ということを強くおもった次第です。
診察券が出来ました。
診察券番号やお名前を印刷する方法もあるのですが、手書きにこだわりました。
講演会や、内覧会の日にお越しいただいた方には、なるべく院長である私に、あなたのお名前を書かせてください。