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クリニック建築日記#15

[2024.09.22]

クリニックでいろんな準備作業が続いています。

おかげさまで通りがかる方に気にしていただいているようですので、クリニックの案内を入口に置かせていただいています。

循環器内科ですので、心臓や血管の病気はもちろんのこと、一般的な内科の検査や治療も可能です。

本日は主にフィットネスルームの準備の手配を行いました。

握力グリップは25kg15kgを用意しています。

これは、認知症の発症リスクが男性で30kg未満、女性で18kg未満では認知症の発症リスクが2倍高くなる、という論文からの知識により選択しました。

握力が強いひとのほうが健康寿命を保ちやすい、ということもわかっています。

実際的には、握力を鍛えたら認知症になりにくくなるのか?ということが次の知りたいことになりますが、それを証明した論文は見当たりません。

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • 知的活動
  • 人との交流

などが認知症の予防には有効と言われています。

握力が弱ることで、字が汚くなったり、パソコンのキーボードを打ち間違いやすくなったり。

杖歩行の方では、杖をしっかり使えるかどうかに影響が出ます。

ですので、握力を鍛えるのはいいことだろうと思っています。

握力低下は認知症のリスクであるということの他にも

  • 心臓血管
  • うつ病
  • 2型糖尿病
  • 骨折
  • 全身筋力低下
  • 栄養状態悪化
  • 活動レベル
  • QOL

こういったことの可能性がある、という指標になります。

できることからちゃくちゃくと、が大事です。

戸頃循環器内科クリニックのフィットネスルームでは、自宅でできるエクササイズのやり方を学んでいただくことも目的の一つにしています。

高血圧、コレステロール、糖尿病などの治療で、薬を飲むだけでなく、運動や体操を正しく楽しく効果的にできるよう学べる場所にしていこうと考えております。

11月の開院まで準備を進めてまいります。

 

Chou, M.-Y. Y., Nishita, Y., Nakagawa, T., Tange, C., Tomida, M., Shimokata, H., Otsuka, R., Chen, L.-K. K., & Arai, H. (2019). Role of gait speed and grip strength in predicting 10-year cognitive decline among community-dwelling older people. BMC Geriatrics, 19, 186.

 

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