メニュー

アナフィラキシー エピペンについて

アナフィラキシーとは

 

アレルギーの原因物質に接触したり摂取した後に

極めて短い時間のうちに

全身にあらわれるアレルギー症状です。

 

血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあます。

これをアナフィラキシーショックといいます。

 

症状は?

様々な症状が出てきます。

一番多いものは皮膚症状です。

皮膚症状

じんましん、皮膚の赤み、かゆみ、です。

呼吸器症状

次に多いものは、くしゃみ、せき、ぜいぜいする、ひゅーひゅーする、息苦しい。

粘膜症状

目のかゆみ、くちびる、口の中の腫れ まぶたが腫れる、などです。

消化器症状

強い腹痛、嘔吐

さらに

血圧低下、倒れる、意識がなくなる、失禁する、などはアナフィラキシーショックです。

 

抗原(アレルギーの原因となるもの)に、触れる、食べる、飲む、体内に入る、などしたあと、数分から数時間後に上記の症状が現れます。

Simons, F.E.R. et al.:J Allergy Clin Immunol 127(3):587, 2011

 

症状が出るまでの時間は、アレルゲンによってことなります

アナフィラキシーの特徴は、短時間で症状があらわれること、にあります。

 

症状が出るまでの時間は、アレルゲンや患者さんによって差があります。

 

薬物や蜂毒は直接体内に入るため、早く症状が出る傾向があります。

 

これに対し、食べ物は胃や腸で消化され吸収されるまでに時間がかかります。

そのため、症状が出るまで薬物や蜂毒よりは時間がかかることが多いです。

 

アナフィラキシーが原因で心停止に至った例では、

心停止までの平均時間

薬物で5分

蜂毒が15分

食物では30分といわれます

※アナフィラキシーがすべて心停止に至るわけではありません

 

また、アナフィラキシーは、一度おさまった症状が再びあらわれることもあります

「おさまったから大丈夫」と安心はせず、すぐに病院で診断を受けることが大切です。

 

アナフィラキシーの原因

食べ物が最も多く、ついで蜂などの昆虫、薬物となっています。

食物アレルギーは鶏卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツなど、特定の食べ物を食べたときに起こります。

 

鶏卵アレルギーといっても、鶏肉やイクラなどの魚卵のタンパク質は別物です。

牛乳アレルギーがあっても、牛肉にはアレルギーが無いことがほとんどです。

アレルゲンの除去は専門の医師としっかり相談し、必要最小限に留めることをおすすめします。

卵白に含まれるオボアルブミン、オボムコイドがアレルゲンとして有名です。

加熱するとオボアルブミンはタンパク質変性するため、食べられることも知られています。

しかしながら、マヨネーズやカスタードクリーム、アイスクリーム、マシュマロなどに使われている鶏卵は十分に加熱されていないので、加熱鶏卵が食べられるようになっていても十分に注意する必要があります。

 

食物アレルギー検査

血液検査

アレルギー反応を引き起こすIgE抗体が、どの食物に対してどれくらいあるかを調べます。

ただし、この検査だけで、食物アレルギーが診断できるわけではありません。

 

皮膚テスト(プリックテスト)

皮膚にアレルゲン液を少量たらし、ブリップ針で小さな傷をつけます。

15分後に皮膚に出た赤みや腫れの度合いから、アレルゲン判定を行います。

 

食物除去試験

原因として疑わしい食品を、1−2週間、完全に食べないようにして、症状の改善を見ます。

特に湿疹や胃腸の症状の改善度を確認します。

 

対症療法

喉の強い症状(喉が締め付けられる、声がれ、声が出ない)

呼吸苦(ぜいぜい ひゅーひゅーする、息苦しい)

ショック症状(ぐったり、意識低下、失禁、血圧低下など)

が現れた場合には、速やかにアドレナリン自己注射薬を使います。

商品名を エピペン といいます。

 

緊急時に使用するものです。

日頃から正しい使用法をしっかり理解しておく心構えが必要です。

万が一のときに、適切な対処法がとれるように相談しておきましょう。

 

 

 

 

手順についてはエピペン処方時にしっかりとご説明と確認をいたします。

 

使用期限の確認が非常に重要です。

期限が近くなってきたら再度処方が必要です。

 

軽い皮膚や粘膜症状の場合は抗ヒスタミン薬

呼吸器症状には気管支拡張薬

症状が重くなってくると経口副腎皮質ステロイド薬などの内服薬が用いられます。

 

戸頃循環器内科クリニックでは、エピペンの処方が出来ます。

こちらはエピペンの説明ページリンクになります。

 

こちらのガイドブックは非常によくできていますので、ご一読下さい。

 

ご心配の方は、戸頃循環器内科クリニックへご相談下さい。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME