脂肪肝とアルコール
アルコールはどう考える?
検診やドック、検査で脂肪肝がある、と言われたら、酒をやめるべきかどうか問題、というものがあります。
どう考えるかという話です。
1)「お酒が原因の脂肪肝」か「代謝由来の脂肪肝」かで対応が変わる
脂肪肝には大きく2つの顔があります。
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代謝が主因(体重、内臓脂肪、血糖、脂質、血圧)
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アルコールが主因(飲酒量・頻度が中心)
実際の外来では混ざっていることが多いです。
以前はアルコール性脂肪肝、とか、。非アルコール性脂肪肝、といって分けていたのです。
実際には全くアルコールを飲まない方、というのは案外少ないものです。
機会飲酒、といいますが、乾杯の時くらいは飲むけどね、というのが実情だったりします。
最近は「代謝+アルコールの上乗せ(両方が効いている状態)」として捉える考え方も広がっています。
この“上乗せ”を見落とさないのが大事です。
2)一度に飲む量を考えるより、飲む日を減らす
昔は「少量なら心臓に良いのでは」という話もありました。
グラスいっぱいの赤ワインは〜 という話です。
でも。
脂肪肝+代謝リスクがある人では、飲酒は
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体重増加(カロリー)
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中性脂肪上昇
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血圧上昇
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睡眠の質低下(無呼吸を悪化させることも)
と、心血管リスクとなり得ます。
なので現実的な提案はシンプルです。
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まず「休肝日」を作る(週のうち飲まない日を増やす)
つぎは -
飲む日は「量を決める」
さらに -
つまみ・締めの炭水化物(ラーメン/おにぎり/揚げ物)を見直す
きゅうりや大根の酢漬けなどはお酒にも合うしビタミンも豊富です。
サバ缶水煮に玉ねぎを合わせるのは最高と思っています。
“肝臓のために禁酒!”と構えるのは大げさにも感じます。
禁酒と言われると飲みたくなるんだよね、って誰かが言っていました。
その方は、休肝日じゃない、休酒日、とも言っていました。
酒を休ませる、というのは斬新だなと感じましたが、気持ちがわかります。
血圧・中性脂肪・体重・睡眠が一緒に良くなるのも酒を休ませるメリットかと思います。
腹部エコー検査で、脂肪肝でATIなどの指標を見ながら調整していくのも一つの手です。
