糖尿病治療中だけど果物が食べたい
糖尿病で治療中の方から、よくいただく質問があります。
「果物は甘いから食べないほうがいいんですよね?」
「でも、どうしても果物が食べたくなるときはどうしたらいいですか?」
糖尿病と果物の関係について、少し詳しくお話しします。
GI(グリセミック・インデックス)
果物の話をするうえで大切なのが 「GI(グリセミック・インデックス)」 という考え方です。
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GIとは「その食品を食べたあと、血糖値がどのくらい早く上がるか」を示す数値です。
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基準:ブドウ糖や食パンを GI=100 とし、相対的に比較します。
GIが高い食品(例:白米・砂糖菓子)
→ 食後に血糖が急上昇
GIが低い食品(例:豆類、ヨーグルト、りんごやベリー類)
→ 血糖の上昇がおだやか
糖尿病治療中の方にとって、低GI食品を選ぶことは
血糖の急激な上昇【血糖スパイク】を防ぐ鍵になります。
果物のGIと食べ方の工夫
果物には糖分が含まれていますが、同時に水分・食物繊維・ビタミンも豊富です。
この「繊維」が血糖値の急上昇を抑えてくれるため、果物の中には比較的GIが低いものが多いのです。
低GIでおすすめの果物(1単位=約80kcal目安)
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りんご:中1/2個(約120g)/GI 36前後
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みかん・オレンジ:小2個(約150g)/GI 31前後
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グレープフルーツ:中1個(約200g)/GI 25前後
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ベリー類(いちご・ブルーベリー・ラズベリーなど)
・いちご:大8粒(約140g)/GI 40前後
・ブルーベリー:1カップ(約100g)/GI 53前後 -
キウイ:中2個(約150g)/GI 47前後
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桃:中1個(約150g)/GI 42前後
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梨:中1/2個(約150g)/GI 38前後
これらは「血糖が急に上がりにくい」果物で、1日1単位程度なら安心して楽しめます。
注意が必要な果物(やや高GI)
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バナナ:中1本(約80kcal/GI 55)
特に熟したバナナは美味しいです。
ですが、熟すほどにGIは高めになっていきます。 -
ぶどう:小房1つ(約100g/GI 59)
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柿:中1/2個(約100g/GI 52)
これらは決して禁止ではありませんが、血糖が上がりやすいため「量をしっかり守る」ことが大切です。
食べるときのポイント
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量を守る
→ 「手のひらにのる程度」くらいを目安に。 -
空腹時に単独で食べない
→ 食後のデザートにしたり、ヨーグルトなどと一緒に。 -
ジュースや缶詰は避ける
→ 食物繊維が取り除かれて血糖が急上昇しやすい。
特にジュースは果物扱いではなく、糖分の高まり、です。
野菜ジュースは野菜ではありません。ジュースです。 -
自分の血糖変化をチェック
→ 果物を食べた後、血糖測定やリブレ2で確認して、自分に合う種類と量を知る。
自己血糖測定、という方法があります。
だいじなことは
糖尿病治療は「すべて我慢」ではありません。
果物も、正しい知識を持ち、量と種類を工夫すれば安心して楽しめます。
当院では食事の工夫や自己管理の方法についても丁寧にアドバイスしています。
とくに栄養士さんからしっかりと、こんなとき何を食べればいいのか?
どれくらい食べてもいいのか?
ということを指導させてもらっています。
罪悪感を持ってしまったら、せっかくの美味しい果物も楽しめません。
「果物はどのくらい食べていいの?」と迷ったときは、遠慮なくご相談ください。
GIとは「血糖値の上がりやすさ」を示す指標です。
糖尿病治療では、低GI果物を1日1単位(80kcal程度)を味わい楽しみましょう。
果物は工夫して「賢くつきあう」のがポイントです。
ミニトマトとモッツァレラチーズにわずかな塩とオリーブオイル 黒こしょうをかけて食べと
果物のような甘さを楽しめます。
