糖尿病についてのメモ#2 目的と目標について
糖尿病と診断に至れば治療は必要です。
といっても、それぞれの方により生活背景、遺伝背景がぜんぜん違うので、その方での治療目標が変わるため、治療目標を設定することが、最初に重要になります。
治療の目的
糖尿病治療のいちばんの目的は、血糖値を下げること“だけ”ではありません。
高血糖による体の不調を整えつつ、糖尿病特有の合併症(目・腎臓・神経など)や、起こりやすい病気(心筋梗塞・脳卒中・心不全・認知症など)を防ぐこと。
糖尿病がない人と同じように元気に過ごせるQOL(生活の質)と寿命を守ること が治療目的です。
この目的を達成するために治療目標を考えていきます。
血糖の目標
簡単に考えると きつめ・ふつう・ゆるめ の3段階があると捉えるのがいいです。
数字で言うと
きつめ HbA1c 6.0%以下
ふつう HbA1c 7.0%以下
ゆるめ HbA1c 8.0%以下
の程度です。
これを考えるとき様々な要素を考えます。
ざっくりではまず年齢。
50歳だったら、しっかりきつめ A1C 6.0%以下を目標にしていこう。
70歳を超えていたら、ふつうA1C 7.5%以下 ゆるめA1c 8.0%以下 くらい、とか。
80歳を超えていたら、ゆるめA1C 8.0%以下を目標にしましょう、とか。
低血糖や内服薬が多く増えていってしまうリスクやデメリットとのバランス、普段の食事量や認知症の合併、自分で食事を作られているのか、作ってもらっているのか、今までの病気の状況とかもろもろを考えていきます。
見るからに元気で、普段登山しています!とか活発な方での日常の活動度も参考にして血糖管理目標を決めていくことが多いと思います。
2型糖尿病で治療中の方は、ご自身がA1C いくつを目標にしているのか、確認されるのが良いと思います。
