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日焼けとお肌。

[2026.03.09]

春から夏にかけて日差しが強くなってくると、「日焼け止めはSPFが高いものを選べば安心」

と思う方は多いかもしれません。

もちろんSPFは大切です。


ただ、肌を本当に守るという意味では、SPFの数字だけでは少し足りないことがあります。

最近は、赤く日焼けしにくくするだけでなく、肌の老化やダメージの蓄積まで見据えた紫外線対策が大切だと考えられるようになっています。

肌をしっかり守るために大切な3つの柱

肌を守るうえで大切なのは、大きく3つあります。

ひとつ目は、UVBだけでなくUVAまで広くカバーすることです。


SPFは主にUVBに対する目安ですが、実際に皮膚に届く紫外線の多くはUVAです。

UVAは波長が長く、皮膚の深いところまで届きやすく、毎日の積み重ねの中で肌にじわじわ影響していきます。

しかもUVAは季節や時刻の影響を受けにくく、窓ガラスも通りやすいため、屋外だけでなく屋内でも意識したい紫外線です。

ふたつ目は、紫外線によって生じる活性酸素への対策です。


紫外線を浴びると、肌の中では酸化ストレスが起こり、細胞に負担がかかります。

これが積み重なることで、しみ、しわ、たるみなど、いわゆる光老化につながっていきます。

肌を守るには、ただ紫外線をはじくだけでなく、こうした酸化ダメージを抑える視点も大切です。

みっつ目は、肌の細胞を守り、長期的な健やかさまで考えることです。


その日の日焼けだけを防ぐのではなく、何年後の肌の状態まで意識することが大切です。

最近は、肌をその場しのぎで守るのではなく、長く健やかに保つという考え方が重視されています。

この考え方の中では、ビタミンEやビタミンCのような抗酸化成分を補助的に取り入れる発想も大切にされています。

紫外線で起こる酸化ダメージや炎症による肌老化をやわらげ、肌の構造や働きを守る助けになる可能性があるからです。

SPFは大事。

でも高ければ高いほど万能ではありません

SPFの数字はたしかにわかりやすい指標です。
ただ、数字が上がるほど効果がそのまま大きく伸びるわけではありません。

たとえば、UVBの吸収率はSPF15で約93.3%、SPF30で96.7%、SPF50で98%とされていて、SPF15を超えたあたりから上乗せの伸びは小さくなっていきます。

つまり、SPFの数字だけを追いかけるより、UVAまで含めて広く守れるか、毎日きちんと使えるかを見ることが大切です。

さらに、日焼け止めは表示通りに働かないことも少なくありません。


実際には塗る量が足りなかったり、ムラがあったり、こまめな塗り直しができていなかったりすることが多いからです。

高SPFの製品を使っていることで「もう十分守れている」と感じ、かえって塗り方が雑になってしまうこともあります。

だからこそ。


数字の高さだけで選ぶより、


広く守れること


肌に合うこと


毎日無理なく続けられること


こうした実際の使いやすさがとても大切になります。

日焼け止め成分にも「強ければいい」ではない面があります

もうひとつ大事なのは、日焼け止め成分そのものにも目を向けることです。


一部の紫外線吸収剤では、皮膚刺激や乾燥、かゆみ、発赤、にきびの悪化などがみられることがあり、成分によっては皮膚表面だけでなく全身に吸収されうることもわかっています。

つまり、フィルター成分をただ増やせばよい、ただSPFを高くすればよい、という単純な話ではありません。


防御力と、肌へのやさしさや安全性のバランスを考えながら選ぶことが大切です、

紫外線は完全に悪者というわけではありません

紫外線というと、どうしても「避けるべきもの」という印象が強いかもしれません。


でも、日光には私たちの体にとってプラスの面もあります。極端に遮りすぎることによって、本来得られるはずの利益まで小さくしてしまう可能性もあります。

大切なのは、紫外線をゼロにすることではなく、浴びすぎによるダメージを減らしながら、肌の健康を長く守っていくことです。


そのために。


赤く焼けるのを防ぐこと


UVAまで意識すること


酸化ストレスを減らすこと


肌そのものの元気を守ること


この4つをまとめて考えるのが、これからの紫外線対策なのだと思います。

つまり

日焼け止めを選ぶときは、
SPFが高いかどうかだけではなく、

広い範囲の紫外線をカバーできるか

活性酸素によるダメージも意識できているか

肌の細胞や将来の肌まで考えた設計か

毎日心地よく続けられるか

こうした視点を持つことが大切です。

肌は、今日1日で大きく変わるわけではありません。


けれど、毎日の紫外線の積み重ねは、数年後のしみ、しわ、たるみ、肌の元気に少しずつ差をつくっていきます。

だからこそ「とにかく一番強いものを選ぶ」ではなく、

「肌を長く健やかに守るために、自分に合った方法を続ける」

そんな考え方が大切なのではないかと思います。

これから日差しが強くなる季節です。


帽子や日傘、衣類での工夫も取り入れながら、ご自身の肌に合ったやさしい紫外線対策を続けていきましょう。

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